先週末の熱海市で起こった土石流災害。また、先日からは山陰地方にかかった線状降水帯の影響も様々な被害をもたらしているようです。
災害に遭われた方へ心からお見舞い申し上げます。
また、災害復旧にあらゆる面から携わっていらっしゃる方へは体調に気をつけてくださいと願うばかりです。
最新のハザードマップを確認して、
自分が住んでいる町の地形や危険箇所などを把握し、避難経路、災害対策を講じないといけないなと改めて思います。
古い土地の名前が災害の名残りやリスクを示すこともあったりするそうです。
また、過去にこの地で災害があったことを伝える石碑や、祠などをたまに見かける事があります。碑文からは先人達の思いがこもった強いメッセージを感じます。
こういったものも参考にしたいですね。
先日、大分市にある王子神社で散策していたら、大祭の準備をしていた氏子さんが神社の縁起などについて教えてくださいました。
紀州熊野郡熊野那智山の道士と舎人が神託を受けてこの地に神霊をお迎えしたとのこと。
御神祭は伊邪那美大神(イザナミノオオミカミ)
速玉之男大神(ハヤタマノオノカミ)
豫母都事解之大神(ヨモツコトサカノオノカミ)
最近74年ぶりの本殿等改修が済み、近々「八咫烏」(熊野本宮大社の主祭神のお仕え)の絵が描かれるそうです。
拝殿の頭貫の先端にある木鼻彫刻も愛嬌たっぷり。
そして、余談ですが神社に面した南北に通った道路は通りの先の駄原に部隊があったことから「連隊通り」と呼ばれていたそうです。
コロナで熊野詣ではなかわなくても
紀州(和歌山県)へ行ったと同じご利益を求めて王子神社でご参拝はいかがでしょうか。
大雨災害の復旧復興が一日も早くすすみますように。
ちなみに、ここの鳥居は鋳鉄製です。
府内藩主松平近儔が奉納。大分市指定文化財。
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